Capcom (9697) - 注目はモンスターハンターワイルズから新たな成長ドライバーへ移行
- David GIBSON
- 1月21日
- 読了時間: 5分


主なポイント:-
ワイルズは改善傾向だがキードライバーではない:『モンスターハンターワイルズ』は12月のアップデート後、ユーザー数が増加。評価は依然として賛否両論。今年度の完全回復は困難。カプコンは「弱気シナリオでも利益成長目標は達成可能」と主張。
業績は新作タイトルが鍵:『バイオハザード レクイエム』と『モンスターハンターストーリーズ3』が第4四半期業績を牽引。『バイオハザード レクイエム』は好調で、シリーズ過去最高記録を更新する可能性あり。
アミューズメント部門の好材料は先送り:第4四半期投入予定の新筐が来年に延期。これにより大幅に業績が上振れる可能性は低下。アミューズメント施設の動向は安定を維持。
IP戦略の改善:カプコンは提携を通じたロイヤルティ収入を拡大中。『ストリートファイター』映画の共同制作は、従来のライセンスモデルと比較して収益性向上につながる可能性あり。
詳細
モンスターハンター ワイルドスの状況は緩やかに改善しているが、他のタイトルの方が重要だ
カプコンは12月に『モンスターハンター ワイルドス』のアップデートをリリースした。これによりアクティブユーザー数は増加した。評価は依然として賛否両論だ。今回のアップデートではブランドイメージの回復には至っていない。

『モンスターハンター ワイルズ』の販売勢いは現行プラットフォームでは限定的と見ています。来年度におけるSwitch 2対応が売上を大幅に押し上げる見込み。
カプコンタイトルのPlayStation関連活動はアップデート後、年度中盤の水準まで回復した。第3四半期には主要な新作ゲームの発売予定はない。

『モンスターハンター ワイルズ』は時間をかけて徐々に改善していくと予想される。Switch 2対応と今後の拡張コンテンツが寄与する見込み。長期的な販売本数は約2000万本に達する可能性があるが、『モンスターハンターワールド』の販売本数を上回ることは難しいだろう。
投資家はワイルズの不振が会社の成長目標を脅かすことを懸念している。カプコンは最悪のシナリオでも目標達成が可能だと明確に表明しており、この発言は安心材料となる。
新作リリースとIP拡大
カプコンは2026年10月公開予定の『ストリートファイター』映画を共同製作する。映画が成功すれば、過去のライセンス契約よりも高い収益が見込める。
同社は共同製作プロジェクトを支援する社内チームを構築中だ。財務基盤の強さを考慮すれば、この動きは合理的と見る。
『Pragmata』は4月24日にPC/コンソール/Switch 2で発売。試遊したところ、新規IPとして高い潜在力を有すると感じられた。会社の予想は控えめに見える。
『バイオハザード レクイエム』は2月27日発売。カプコンは発売初週の売上高が『バイオハザード ヴィレッジ』を上回ると予想。デジタル版予約ランキングで上位に位置しており、第4四半期の利益を支える堅調な初期売上が見込まれる。
『モンスターハンターストーリーズ3』は3月中旬発売予定。堅調な売上が見込まれるが、今期への財務的影響は限定的と予想される。
カプコンはシリーズ刷新のため『鬼武者 Way of the Sword』を2026年に発売予定。本作と『Pragmata』が来年度の成長を支えると見込まれる。
カプコンは年末商戦期の価格設定が当初計画通りであることを確認。プロモーションは季節的な需要のサポートに限定して実施された。

アミューズメント施設およびアミューズメント機器の動向
アミューズメント機器の販売は年初に好調だった。
第4四半期に予定されていた新型アミューズメント機器は、現時点では来年に延期される見込みである。この結果、当該セグメントの業績は予想をわずかに上回る程度に留まる可能性がある。

アミューズメント施設事業は第2四半期に安定した利益傾向を示した。第3四半期も同様の業績を見込む。
第4四半期はCapcom Cup 開催によりその他事業のコストが増加する。同社はIPの収益化に向け、モバイルタイトルを含む提携契約を継続的に追求している。
見通し
アミューズメント事業遅延とイベントコスト増を反映し、利益予想を調整した。また、ゲームラインナップの強化とSwitch 2対応を反映し、長期予想を上方修正した。
第3四半期の予想達成は『モンスターハンター ワイルズ』への懸念を和らげるだろう。第4四半期の業績は主に新作リリースに依存する見込み。
2月発売の『バイオハザード レクイエム』が短期的な最重要のカタリストと考える。現時点でのゲーマー反応は、同事業にさらなる成長余地があることを示唆している。


David
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