freee (4478)- 2026年度6月期 会社計画の営業利益率は期待外れとなる見込み
- David GIBSON
- 2025年7月22日
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主なポイント:-
コスト上昇により、フリーの4Q決算はコンセンサスを下回ると予想する。
FY6/26のガイダンスにおける営業利益率は、コンセンサスである10-11%を下回る可能性が高い。。
詳細
第4四半期 - 当社は今後3年間の中期計画に先立ち、当期に投資を行う計画であるため、四半期ベースでの損益分岐点(B/E)を見込んでいた。
個人事業主向け成長は、新規顧客獲得における年間反復収益(ARR)水準の維持に注力しているため、引き続き緩やかな伸びとなる見込み。
法人向け - 3Qは確定申告シーズンの影響で新規契約が鈍化したが、これは予想通り。会社は、4Qには改善し、純増約8-9千件を見込んでいる。
2026年6月期以降 - 販売管理費の売上高比率は低下する見込みだが、四半期ごとの変動を会社は見込んでいる。同社は、クロスセル(現在21モジュールを保有)と顧客へのアップセルにより、2026年6月期は成長と利益率改善の段階にあると考えている。会計チャネルの拡大により法人顧客の増加が継続し、四半期あたり9,000~10,000件のペースで法人顧客を獲得できると見込んでいる。ただし、大規模な営業チームが今後のリード効率を向上させ、従業員1人あたりの売上高が改善すると指摘した。
競合状況:フリーは中小企業に注力する方針である一方、OBICとMoney Forwardが大企業顧客獲得を強化している。弥生からの競争激化は確認されていない。新規企業向けには強いブランド認知度を有するが、広範な認知拡大にはマーケティング強化が必要と認識している。
第3四半期の調整後営業利益は1.2億円と予測(コンセンサス予想4.2億円)。2026年6月期ガイダンスでは利益率改善が確認される見込みだが、同社との面談から得た印象では、コンセンサス予想の10~11%は高すぎるため、大幅な失望材料となる余地がある。2026年6月期の営業利益率を8.8%と予測する。弥生の新たなクラウドサービスが初期契約者数3,000件を突破したとの最近のニュースは、2025年7月~12月の期間、フリーやMoney Forwardにとって厳しい状況を示唆している。
日本のSaaS企業は売上成長と利益成長の均衡化へ移行中。短期的には、売上成長率や営業利益率での失望リスクを孕むが、最終的には成長の鈍化が30%超の営業利益率を牽引し、長期的に企業価値の再評価につながる。日本における大規模営業部隊は、生成AIによるデジタル広告費上昇の影響を軽減すると考える。
成長産業における控えめな利益見通しを反映し、現時点でフリーを「B」評価とする。
David
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