ソニーグループ(6758)-イメージセンサーと音楽部門で大幅な第2四半期予想上振れ、ゲーム部門も堅調
- David GIBSON
- 2025年12月3日
- 読了時間: 5分


主なポイント:-
第2四半期の営業利益は予想を大幅に上回った。
ゲーム部門は減損処理後も堅調な業績を維持した。
4月以降のゲーム機ハードウェア供給は中国からの割合を90%から25%に転換し、関税影響を軽減した。
イメージセンサーと音楽部門が大幅な上振れ要因となった。
中核事業の改善により業績予想を上方修正した。
詳細
1. 第2四半期の営業利益は予想を大幅に上回る
ソニーの第2四半期営業利益は4,290億円(金融事業を除く)となった。これは私の予想値3,650億円を上回り、市場予想の4,030億円も上回った。
ゲーム&ネットワークサービス(G&NS)部門は1,200億円を計上。これは私の予想値と同水準だが、市場予想を下回った。

音楽部門はコンテンツの好調な業績により予想を上回った。
映画部門は予想を下回った。
エンタテインメント・テクノロジー&サービス(ET&S)部門は予想通りだった。
イメージング&センシング・ソリューション(I&SS)部門はAppleの需要増加により大幅な上振れを示した。ソニーは一部センサー需要が前倒しされた可能性があると述べた。

2. 減損処理後もゲーム部門は堅調
G&NS部門には、Bungie/Destiny 2関連の減損損失315億円と、過去の資本化費用(おそらくMarathon関連)183億円が含まれている。
これらの項目を除けば、G&NS部門の営業利益は1,700億円となり、市場予想を大幅に上回る水準であった。

ソニーのゲーム機販売台数は8,030万台で、私の予測7,590万台を上回った。
PS5の出荷台数は390万台で、私の予測250万台および市場の予測330万台を上回った。
価格改定前の需要前倒しがあった可能性がある。
自社タイトルとサードパーティタイトルの好調な発売が業績を支えた。
「Ghosts of Yotei」は32日間で330万本を突破し、前作を上回る勢い。
3. イメージセンサー事業が大幅なサプライズ
I&SS売上高は+15%増と、私の予測(-5%減)を大幅に上回る。
営業利益率は22.5%に達し、私の予測(14%)を大きく上回る。
ソニーは大型センサーへの移行と生産量増加が寄与したと説明。
需要の前倒し効果により下半期は持続しない可能性を再度警告。
利益率は5年超で最高水準。
4. 音楽部門が好調、ET&S事業は安定
ET&S部門売上高は7%減(予想8%減とほぼ一致)。
音楽部門は「鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来」の貢献により21%増と、私の予測8%を大幅に上回った。
5. ハードウェア・ソフトウェア需要は堅調を維持
PS5ハードウェアは予想を上回る販売実績。
G&NSはコンソール・ソフトウェア双方で予想を上回る売上。
PlayStation Networkの月間アクティブユーザー数は1億1900万人(前年比3%増)で安定を維持。

ゲーム在庫は重要なホリデーシーズンを前に増加したが、前年水準を下回った。
6. サプライチェーンは中国からの移行を継続
ソニーは中国以外のプレイステーション供給を増やし、ベトナムが米国市場の主要供給源となった。

これにより、ソニーがベトナムの新たな20%関税を負担する必要があるため、PS5の全世界での約10%の価格上昇は理解できるものとなった。
ソニーは2026年3月期の関税コスト見込みを700億円減から500億円減に下方修正した。
7. イメージセンサー、音楽事業、関税負担軽減により業績予想を上方修正
ソニーは通期営業利益予想を1兆3300億円から1兆4300億円に引き上げた。
ゲーム、音楽、イメージセンサー部門の好調が、G&NS部門の500億円減損損失を相殺した。
ソニーは保守的な為替レート(1ドル=145円、1ユーロ=164円)を採用。現在の為替市場は円安が進行しているため、通期業績は予想を上回る可能性がある。
8. 予想に関する重要な背景
ET&S部門の予想は慎重ながら安定を維持。
イメージセンサーはコスト削減と為替効果で上方修正したが、需要の前倒し発生の可能性を再度警告。
為替がスポットレート水準なら、下半期に営業利益がさらに400~500億円増加する可能性あり。
9. 金融サービス部門の分離完了
ソニーは金融サービス株を配当のように分配し、現在約20%を保有。
金融サービスは持分法適用関連会社として計上される。
ソニーは1,000億円の自社株買いも発表し、株価への自信を示した。
10. 当社に対する見解
第2四半期はグループ全体で幅広い分野で予想を上回る業績を達成。
Bungie減損後もゲーム部門は堅調。
イメージセンサー部門は驚異的な利益率を達成。
為替が非常に有利なため、業績予想は保守的に見える。
2027年3月期は『ウルヴァリン』や『GTA6』が控える大型ゲームイヤーとなり、プラットフォーム事業をさらに押し上げる見込み。

David.
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